令和四年(2022)の大将軍の方位と対処法

大将軍の方位

大将軍とは、方位の神「八将神(はっしょうじん)」の一つ。地の四方を司ると伝えられ古くから信仰を集めると同時に、凶神と恐れられる神さまです。

大将軍が所在する方角は「三年塞がり」とよばれ、この方角に向かって建築、転居、縁談、出産、土を動かすなどをすれば災厄を招くと言われます。そのため、大将軍信仰が根強く残る山形県では、三年塞がりの方角のために下水道工事を断ったり、造園業者に木を切るのを断れるケースもあるそうです。

しかし、例え引っ越しや建築、土を動かそうとした方角に大将軍が所在していても、移動するのを待ったり、大将軍が留守の日を狙う必要はありません。大将軍は神でありますから、神として敬って願い届けてから事にあたれば、護を受けられます。

本記事では、令和4年(2022)の大将軍が所在する方位、遊行日に加えて、大将軍さまの方位を恐れずに自由にできる対処法について解説いたします。

目次

令和四年(2022)の大将軍の方位と遊行日

大将軍は三年に1度、北、東、西、南の順(時計まわり)に所在する方位を移します。12年で一周するためにその年の十二支からも導きだせます。

大将軍の方位

今和四年(2022)はとら年なので、令和六年(2024)までの三年のあいだ北の方角に所在し、2025年(へび年)から東の方角に移動し、そこで三年間とどまります。

大将軍が所在する方位は年ごとに決まっていますが、「遊行」といって5日のあいだ別の方角に移動します。

大将軍の遊行日

季節日付遊行する方位
3/12~3/16
5/23~5/27
8/15~8/19西
なしなし
土用8/3~8/7、2023/1/30~2/3中央(家)

春は甲子の日から五日間は東、夏は丙子の日から五日間は南、秋は庚子の日から五日間は西、冬壬子の日から五日間は北、土用は戊子の日から五日間は中央(家内)という法則で遊行します。

引っ越しを行うときなどの対処法は?

もし今年引っ越しを行おうと思っていた物件の方角に、大将軍が所在していたら、どのように対処すればよいか。これには様々な方法があります。

  • 大将軍が遊行で留守にしている間に行う
  • 方位除けなどの祈祷
  • 一定期間ホテルなどに泊まり、さらにもう一度目的地に引っ越す方違え

これらの方法は、たくさんのお金や時間を費やすうえに、神をあざむく考えなのでお勧めはしません。

大将軍は別の名を「土田命(つちだのみこと)」とよび、遊行して四方を守る神なので、嫌って避けるよりも「こちらの方角に引っ越しをさせてもらいます」と願い届けて行うのをおすすめします。これは大将軍に限らず、金神や鬼門、天一神などにも当てはまります。

金神も「神」とつくらからには、広大な神徳をもつ存在ですので、嫌ってよけるよりも、敬って守ってもらうのが得策です。日本では祟り神を祀り、その神徳で守ってもらう信仰があります。

例えば、愛宕神社で祀られる「愛宕権現(あたごごんげん)」は民間のあいだで「愛宕御先(あたごみさき)」とよばれ、祟り神として恐れられる一面があります。子どもが肩がひきつったときなどに、「これは愛宕さまの行き合いだ(祟り)」といったそうですが、その一方で、火除け、防火の神さまとしても祀られました。

また、沼名前神社で祀られる祇園様は天然痘を流行らす神ですがありましたが、敬いをもって祀れば疫病から守ってくれる神です。神は鏡のように、人間の心を映し出し、恐い神様と思えば凶神に、福の神と祀ればその威徳でお守りくださります。

金神さまを祟り神として腫れ物のように避けるよりも、福の神として敬い、神のもつ神徳で守ってもらう方がよいでしょう。引っ越し、建築、旅行、動土など、何か事をなすときに、手を合わせて願い届けることをおすすめします。

大将軍を悪神邪神と嫌って避けたり封じようするよりも、「神様のお土地を使わせていただきます」と願い届ける方が正直であり、健全と思いませんか?

金神乃宮の方位断り

  • 皆さまのお悩み一つ一つを取次者が地の神「鬼門金神」にご祈念します。
  • 方位の悩みを解決し、吉凶に縛られず引っ越し、旅行、建築、すべてを自由に。
  • メールで願いを届けるため、自宅にいながら依頼できます。
  • 面倒な登録や祈願料はありません。神へのお供えはすべて真心から。

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大将軍にまつわる逸話

むかし岡山県倉敷天城にある酒屋が、二十間あまり(一間は1.82m)の蔵を建てようとしたところ、方位家に「その方角には大将軍が所在するため蔵を建ててはならない」と言われます。

当時は建築を行う際に方位を見てもらい、大将軍や金神の方位を避けるのが常識です。方位家に建ててはいけないと言われれば、大工も恐ろしがって建てることはできず、困り果てた酒屋にある人が助言をします。

「金神さまをお祀りしている大谷の金光大神へ参って、お断りしてすれば建てることができる」

これを聞いた酒屋は急いで大谷の金光大神(こんこうだいじん)を訪ねて参り、蔵の資材はすでに買っているため、どうでも建てさせてもらいたいと話しました。

金光大神は「三年塞がりでもかまわない。大工が入って準備の出来た日を吉日と思って建てればよい」と話して聞かせ、酒屋はこれを聞いて喜んで帰りました。

大工が酒屋に「どうでしたか?」と聞いたので、酒屋は「大将軍がいる方角を三年ふさがりと言って人は避けるけれど、方角や日柄は自分の都合の良いようにしてかまわない、方位や日柄を見るよりも金神さまに願い届けて建築を行うこと、めいめいにうちから拝んで建築せよ」と教えを受けたと話します。

酒屋の話を聞くや否や大工と家内は「それはいけない、専門の方位家に鑑定してもらおう」と猛反対。酒屋はそれに負けてしぶしぶ方位を見てもらいました。

「三日よけて、何月の何日の何時から建築をはじめ、いついつまでに棟上げをしなければいけない」と方位家は蔵の建築について事細かに指示を出します。きっと遊行日を狙って建てようとしたのでしょう。大工は方位家の言われる通りに蔵の建築に取り掛かりました。

蔵の建築は順調に進んでいるように見えましたが、建て終わろうする寸前で地震が起きて蔵は内々へ倒れてしまいます。

幸い作業中の大工は地震に驚いて蔵から降りたため、誰ひとり怪我をした者はいませんでした。

主人は、「あれだけ大きな建物が倒れて誰も怪我をしなかったのはただ事ではない、これは神のおかげではないか」と喜んで酒を出しましたが、気味悪がって飲む者はいません。

酒屋はもう一度、金光大神のもとへ参って、事の次第を話ました。

「建物が内側へ倒れたので、柱は全て駄目になってしまいましたが、怪我人がでなかったのがおかげでした。しかし、是非とも建てなければならないのですが」
「神さまの教えどおりにしなかったのであるからしかたはないが、後々のことははじめの教えどおりにすれば、おかげが受けられ繁盛さしてもらえる」

と言われ、くわえて「見てもらった先生が悪いのではない。先生は本にあるとおりを言ったのであって、そのとおりにすればよいのであるが、そのとおりにできないから、たおれるようなことになったのである。それゆえ、先生を悪く言うのではない。この教えと先生の方とが敵になるようなことにしてはならない」と教えられたのでした。

以上が大将軍の留守を狙ったつもりがかえって蔵が倒れるようになったという逸話でした。この話は口伝なのでその後、酒屋がどうなったのかは残念ながら分かりませんが、きっと無事に蔵が立ったのででしょう。

金光大神のもとには、この酒屋のように方位に悩む人がたくさん訪ねてきたそうです。そのような参拝者に対して、方位を見て良し悪しを言うよりも、方位を司る地の神さまにお願い申してさせてもらえば繁昌すると伝えました。

大将軍が所在する方角を三年ふさがりと言って避けるよりも、願い届けてその方角を自由に使わせてもらうことをお勧めします。

三年ふさがりとか回り金神とかいうが、よく考えてみよ。ふさがっている間は普請ができないと言う。そうして、留守に普請をしている。人間にしても、そうされると、帰って来た時に、私の留守に普請をして不都合ではないかと、小言を言うであろう。神さまでも同じことで留守をねらって、後、知らん顔をしていてはお叱りを受ける。断わっておいてすれば神さまは守ってくださる

まとめ

  • 令和四年(2022)の大将軍の所在する方位は北
  • 遊行日を狙ったり、封じようする対策はかえって無礼
  • 大将軍は土田命ともいい四方をめぐって守る神
  • 神を嫌わず願い届けて行えば守護をえられる

方位の吉凶を一度気にすれば職場、病院、子どもの通う学校等、ありとあらゆる方位が気になり、中にはノイローゼのようになる方もいるそうです。

そんな不自由な生き方をするよりも、神に「こちらの方位に引っ越しをいたします」と願い届けて事を行い、神の守護を得ることをおすすめします。

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